フィールドレコーディングの機材    2005.7.12 初稿  2006.10. iPod (5G)で野外録音 他追加  最終更新 2008.8.1       フィールドレコーディングの機材(その2)

ここではフィールドレコーディングをやってみたいがどういった機材を使えばいいのかわからない

という人のために機材について少し紹介してみたいと思います。


マイクロフォン

フィールドレコーディングに用いるマイクはできるだけ小型・軽量である必要があります。最近プロ用の安価なコンデンサーマイクが出回っていますが、ファンタム電源が必要(つまりレコーダーも大きくなる)であったり、大きさもでかいためあまり実用的ではありませんかといってsonyのプラグインパワータイプのマイク(ECM-717など)は演奏の録音にはそこそこ使えますが、ステレオ感が乏しく、音質もあまり良くないため自然音や環境音の録音には不向きです。フィールドレコーディングにおいては無指向性でかつ左右のマイクカプセルが分離できるものが良いと思います。


以下マイクの紹介です。

Sound Professionals SP-TFB-2 おすすめ

耳に入れて使うタイプのマイクでいわゆるバイノーラルマイク(*)といわれるものです。価格の割に音質は良好です。おそらくパナソニックのWM-61A(*)を使っているのだと思います。ただ装着がやや大変で慣れるまで時間がかかります。またコードがひっかかるとすぐ落っこちてしまいます。感度別に2種類ありますがフィールドレコーディングには高感度の方が良いと思います。
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=1190%5ESPTFB2%5E%5E


Microphone Madness MM-BSM-8

これは見た目が耳かけ式ヘッドフォンと変わらないので、まずマイクだとは分かりません。また装着も上のSP-TFB-2より楽です。ただ個人的には音がこもりがちな印象があります。sennheiserのmke2を使った高価なバージョンもあります。また海外からの購入になりますが同社のmm-hlso-microは耐入力が高く、音質もよいという評判です。
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=1192^MMBSM8^^
http://www.microphonemadness.com/products/mmhlsomsenmi.htm


OKM CXS

これは使ったことはありませんが、バイノーラルマイクとしては有名です。上記2つのマイクに比べて値段が高いのが難点です。これも見た目はイヤフォンといった感じで装着は楽そうです。感度別に3種類あり、A3パワーアダプターとセットでも売っています。
http://plaza.harmonix.ne.jp/~tacsys/okm/okm.html
(追記)使ってみましたが、あまり良い印象ではありませんでした。マイク部がスポンジで蔽われているせいか音がこもっている感じで、解像度もそれなりという印象です。また感度もそれほど高くありません。


Adphox BME-200

補聴器などを作っているアドフォックス社から、バイノーラルマイクロフォン・イヤフォンという製品が発売されていました。上記のバイノーラルマイクは耳に装着するとヘッドフォンでモニターができないという欠点がありますが、この機種はその名の通り、マイクとイヤフォンが合体している構造のため録音しながらモニターが可能という
優れもののようです。このような製品は海外も含めて見たことがないので、音が良ければおすすめできると思います。これとポータブル録音機で気軽にバイノーラル録音が楽しめるのは良いですね。


以上のマイクはプラグインパワーに対応している録音機(MDやDATなど)ならそのまま使えますが、プラグインパワーの電圧ではマイク本来のパワーを引き出すことができないようです。9vバッテリーボックスを間に入れてやると耐入力、ダイナミックレンジが上がる気がします。ローカット付きのMM-EBM-1はサウンドハウスで買えます。また上に挙げたマイクはバイノーラルマイクですが、必ずしも耳に付けて録音する必要はありません。


DPA 4060


舞台の仕込みマイクやオーケストラの録音にも使われている超小型の無指向性マイクロフォンです。感度別に3種類あり、dpa4060は自然音・環境音の録音や音圧のそれほど高くないアコースティック楽器などの録音に、dpa4061はPAを通した音圧の高い演奏などの録音に、dpa4062は打ち上げ花火の録音などさらに音圧レベルの高い録音に適しているようです。
接続はミニチュアドットコネクターという特殊な形状になっているため、別途MPS6030やMMA6000を使う必要があります。コネクターをステレオミニに替えても、dpa 4060は駆動電圧が4.5V〜50Vなので民生用録音機に直接挿して使えません(要バッテリーボックス)。例外としてmicrotrack 24/96の1/8マイク端子(ステレオミニ)は5Vの電圧を供給できるためバッテリーボックスなしでも使えます。
http://www.heavymoon.co.jp/proaudio/dpa/4060/index.html

他にはSANKEN COS-11やCOUNTRYMAN B-6なども超小型マイクとして有名です。
しかしコネクターがXLRだったりファンタム電源が必要だったりするので初心者にはあまりお勧めしません。

他、海外から購入可能なものにcore sound binaural microphonessonic studios DSM シリーズなどがあります。


*WM-61Aについて

このマイクカプセルはdigikey(
http://www.digikey.com/)で購入可能なので、半田付けができる人は安価に高品質のマイクが作れます。
ノイズの少なさ、解像度はdpa4060と比べても遜色ないです(耐入力、耐久性はdpa4060の方が上です)。あえて音質の違いを述べるとWM-61Aは非常にそっけない音。dpa4060は若干の味付けがしてある感じがします。その味付けのせいかdpa4060で録った音の方が音楽的に聴こえます。しかしdpa4060との値段差(約100倍。。)を考えるとコストパフォーマンスは抜群です。

*バイノーラル録音について

バイノーラル録音とはダミーヘッド(マネキン)の両耳の入り口部分に無指向性(360°から同等に音を拾う)のマイクをとりつけて録音することです。録音したものをヘッドフォンで聴くとあたかも自分が現場にいるかのような臨場感を感じることができます。ダミーヘッドがなくても自分の両耳にマイクをとりつけて録音してもよい。実際上記バイノーラルマイクはそのようにして使うのですが、(特に静かな場所などでは)呼吸音が入ったりするため録音者はなるべくじっとしている必要があります。


録音機

今までポータブル録音機はTCD-D8やTCD-D100などのDATウォークマンや録再可能なMDウォークマンが主流でした。しかしDATはメディアが高く、すでに生産が終了しています。MDはそもそも音を圧縮して録音しているのであまり好ましくありません。しかし最近になって非圧縮のWAVファイル(16bit44.1khz以上)で録音できる録音機がでてきました。これらの利点は何度もメディアを買う必要がないこと、パソコンへの取り込みをUSB経由で高速に行うことができることなどです。特にパソコンへのとりこみは従来のDATやMDに比べて短時間に行えるので非常に楽です(DATやMDは基本的に録音時間と同じだけかかる)。


リニアPCM録音(16bit/44.1khz以上のWAV録音)可能なポータブル録音機

(使用したことのある機種)

Sony MZ-NH1

sonyがあらたに提唱したHI-MDという規格で非圧縮で録音できる録音機です。実際使ってみて感じたのはボタン類が非常に小さく、またメニューの階層が深いため使いづらいということです。また録音を停止する度に録音設定がautoになってしまうという フィールドレコーディングには致命的な欠陥があることもわかりました。音質的には問題なく、レベルメーターもしっかり表示されるし、非常にコンパクトでHI-MDディスクにバックアップがとれるという点など良い点も多いのですが、如何せん上記の問題点がクリアされない限り、個人的にはあまり使う気がしません。
(追記)生産終了

Iriver IHP-120 (H120)

20GBのHDDを搭載したMP3プレーヤーですがマイクイン、ラインインから非圧縮のWAVで録音可能です。またデジタルイン、アウトもついています。mp3プレーヤーとしても当然使えるので、長期の旅行などあまり録音機材を持っていきたくない時にはとても便利です。ただしこれにもいくつか弱点というか欠陥があります。まず録音レベルメーター表示がありません。したがって録音レベルの確認はヘッドフォンでモニタリングするしかありません。最初にレベル確認すればいいのでそれほど困ることはないですが不便です。そしてマイクイン、ラインイン、デジタルインに関わらず録音された音源に一分ごとぐらいにわずかなプチノイズが入ります。これはファームウェアや個体差によっても頻度、大きさが異なります。 
(追記)生産終了

Edirol R-1

楽器メーカーEDIROLが出したコンパクトフラッシュをメディアに使った録音機です。外見は上記2つに比べてやや大きいですがボタン類が大きく初心者には使いやすいと思います。ただしレベルメーターがモノラルでしか表示されないのと、コンパクトフラッシュ(2GBで3万円位?)を別途購入しなければならないので上2つに比べてコストがかさむ点がネックです。また個人的にはエフェクト機能がいらないのと、値段の割に外観が安っぽいです。
(追記)生産終了

他に海外から購入できるものとしてneuros HD、archos Gmini400などが非圧縮で録音できますが、 ラインインしかついていないため別途マイクプリがいる点がネックです。また海外ということで故障した場合のサポートが不安です。


M-audio Microtrack 24/96 おすすめ

DTM製品で有名なm-audioから24bit/96khzで録音できファンタム電源も供給できるという小型・軽量のレコーダーが出ました。当初、色々な不具合、バグがありましたが、ソフトウェア上の問題はファームウェアの更新とともに改善されてきたようです。しかしファンタム電源の電圧は通常の48Vではなく30Vと中途半端なのと、1/4マイク端子が通常のキャノン端子ではなくフォン端子だったりするので注意が必要です。操作系は慣れるまでかなり使いづらく、レベルメーターもdb表示がないためちょっと分かりにくいです。起動するのに10数秒かかるのも不満です。ちなみにヘッドフォンアウトの音質 は結構良くできていて、モニターしていて気持ちがいいです。このヘッドフォンアウトの音質というのはレコーダーにとって重要だと思います。総合的に見ればおすすめできます。

ちなみにmicrotrackに関する情報はクラシック録音Q&A掲示板(の過去ログ)に色々載っています。

(追記)Microtrack 24/96ですが、2年ほど使用してバッテリーがほとんど持たなくなりました(フル充電で20分ほど)。バッテリー交換に関しては何故か日本語での説明がHPに載っておらず、英語のPDFにM-audio本社に送れば75ドルでやってくれるみたいに書かれています。面倒なので放置しています。。また後継機種のMicrotrack Uが発売されています。前代との違いは、色が黒になった、48Vファンタム電源に対応、入力ゲイン幅の拡張、アナログリミッター搭載などで、大きさなどの仕様には変化ないようです。ただ
ここや海外での評判を見る限り、前代よりS/N比、ダイナミックレンジとも悪くなっているようで、あまりおすすめはできません。


Korg MR-1

シンセなどで有名なkorgからMR-1とMR-1000の2種類のレコーダーが発売されました。MR-1はipodサイズで、1ビット・オーディオ(DSD)での録音、再生に対応(1bit/2.8224MHz)したモバイルレコーダーです。普通のPCM録音も24bit/192kHzまで対応しています。入力はステレオミニ×2(マイク入力・ライン入力切替、プラグインパワー対応)のみでファンタムマイクが使えないため、DSD(あるいは24bit/192kHz)で録音してどれだけ違いがあるのかは疑問です。付属のマイクもついていますがおまけ程度のものでしょう。せめてデジタルインがあればMIC2496他の高性能なマイクプリ(+マイク)が使えるのですが。またプラグインパワー対応マイクを使うには変換アダプターが必要がなのも手軽な録音機としてはマイナスです。また記録媒体がHDD(20GB)なので、HDDのノイズや電池の持ちも気になります。とはいえ普通にPCMで録音して上記の機種以上の音質ならば、魅力的なレコーダーと言えます。

(追記)2008年現在メインで使用していますが、変換アダプターが必要なのが面倒な以外は割と良い印象です。ただ以前使用していたmicrotrackに比べて圧倒的に高音質かといわれればそんなことはなく、またDSDとPCMの違いや、24bit/192kHzの音などは期待していたほどでもないなという感じです。もちろん違いはあるのですが、例えば16bit/44.1kHzと24bit/192kHzでいえば、前者は聞きなれた普通の音で聴きやすい、後者は一聴して情報量が多く実際に聞こえている生の音に近いが、聴いてて疲れる音という印象です。DSDに関してはPC上で再生方法が今のところないので、なんとも言えません。ただDSDで録るとAudioGateで変換し24bit/192kHzファイルと両方保存する必要があり、HDDがすごい勢いで無くなります。。PCMとDSDの比較実験、超高周波領域のスペクトル分析など追々やっていくつもりです。


使ったことはないですが以下の機種もよさそうです。


Edirol R-09 

前代R-1の悪い点(大きさ、レベル表示)を改善した機種で、なかなか良さそうです。大きさは非常にコンパクト。メディアがコンパクトフラッシュからSDカードに変わっています。ただしSN比がちょっと悪い、高域にノイズが入る?という情報もあるようです。


Edirol R-09HR 


Edirol が早くも3代目となるポータブル録音機を発売しました。R-09に比べての改良点は、24bit/96kHz録音への対応、残留ノイズレベルを約10dB向上、液晶ディスプレイの大型化、簡易スピーカーの搭載、ワイヤレスリモコンへの対応、内臓マイクのステレオ感向上(?)、SDカード・バッテリー蓋の改良などです。改悪点として、ヘッドフォン出力の端子が内臓マイクの間に配置されているため、ケーブルの動く音を内臓マイクが拾ってしまうということがあるようです。もちろん外部マイクを使う分には問題ないですが。また専用のカバーとミニ三脚が別売されています。縦の寸法、重さは前代に比べ少し大きく、重くなったようです(幅は前代より薄い)。

Kenwood MGR-A7  

これは携帯音楽プレーヤーなのですが、マイク・ライン入力からリニアPCM録音(16bit/48kHzまで対応)が可能です。フラッシュメモリーが2GB内蔵され、SDカードにも対応しています。以前IHP-120(上述)という同様の志向の機種を持っていましたが、特に海外旅行中など手荷物を極力減らしたいとき、1台で2通りの使い方ができる機種はかなり便利です。
外観は普通の音楽プレーヤーで録音機然としておらず左右とセンターについている内臓マイクが目立たないのも良い。ただし、録音開始・再生は多少メニューの操作が必要になるみたいです。一台で音楽再生も録音もなるべく高音質にしたいという方にはなかなか良いのではないでしょうか。


Olympus LS-10 

オリンパスというとオーディオ機器のイメージが全く無かったのでちょっと違和感がありましたが、購入者の評判は意外にも良いようです。特にアルミ艶消しのボディデザイン、適度な重量とコンパクトさ、乾電池対応(これは大きなメリット)、内蔵メモリー(2GB)の搭載(SDカードにも対応)、平易な操作性などが好評のようです。それで肝心の音質ですが、S/N比などはサイズを考えると
非常に優秀なようです。ただマイクプリの低域特性が悪い(意図的に落としている?)という情報が散見されます。これは内臓マイクでも外部マイクでも変わらないようです(ラインインは問題なし)。S/N比が優秀と言うのは実は低域を早めにカットしているからなのかもしれません(よくわかりませんが)。録音する周波数帯域が比較的高い野鳥録音にはおすすめかもしれません。


Sony MZ-RH1

この機種でsony MDウォークマンの一番の問題点であった録音を停止する度に録音設定がautoになってしまう点 がようやく改善されたようです。MACにも対応しているし、レベル表示も見やすそうだし、録音機としても使えると思います。ヘッドフォンアウトの音質はかなり気合を入れて作ったようで、現行のDAPの中ではトップクラスのようです。ただしボタンの小ささや、階層の深さなど使い勝手は相変わらずいまいちなようです。
(追記)以降、新製品が出ておらず、この機種が最後のHi-MDウォークマンとなる可能性が高いです。そろそろ販売終了か。


Sony PCM-D50 


PCM-D1の後継機種で、4GBの内臓フラッシュメモリーに最大24bit/96kHzで録音することができます。PCM-D1に比べると価格もサイズ(というか重量)もずいぶん抑えられた機種ですが、それでも他機種に比べるとまだ大きく重い気がします。音質に関しては使ったことがないのでよくわかりませんが、Sonyだけあって悪くなさそうです。ただ存在感のありすぎる内臓マイクが、基本的に外部マイクを使う人にとっては邪魔な感じです。内臓マイク主体でなるべく高音質で録音したいと言う人には良いかもしれません。ちなみにXLR-1という別売りのアダプターを使うと、ファンタム48V駆動のコンデンサーマイクを使用することができます。ただファンタム電源を使いたいなら、はじめからFR2-LEでも買った方が価格的にも、音質、使い勝手の点でも良い気がしますが。


Tascam DR-1 

プロ用音響機器で有名なTascamからハンディレコーダーが発売されました。録音形式は最大24bit/48kHzまでの対応と他社と比べて若干見劣りしますが、肝心の音質はなかなか良いようです。また録音・再生ボタンなども大きく押しやすいようで、操作性も良さそうです。通常のマイクイン(ステレオミニ)の他に、モノラルのフォンジャック(ダイナミックマイク接続用かな)があるのがちょっと変わっています。ただしR-09HRやmicrotrackなどと比べるとややサイズが大きいようです。

Zoom H2  

ZoomからはH4という機種が先に出ていましたが、H4はプラグインパワー対応のマイク入力がないという変わった仕様であったため、ポータブル録音機としてはこの機種が最初になります。外観はコンデンサーマイクの中に録音機を内蔵したような(あるいはスタンガンのような)感じでユニークです。また内臓マイクが4つ搭載されていて4チャンネルのサラウンド録音が可能というのも面白い機能です。乾電池駆動なのもメリットと言えます。24bit/96kHz対応でメディアもSDカード、価格も他機種より安く面白い存在だと思います。音質も概ね好評のようです。


上記録音機に関して同じマイクを使って16bit/ 44.1khzでとった場合音質的にほとんど差はないと思います。実際レコーダーの差よりマイクの差の方が圧倒的に大きいです。つまり録音機の音質に関してはそれほど気にしないでもいいかも知れません。良いマイクを使うなら普通の録再可能なMDウォークマンでも音質的には十分かもしれません。ただしパソコンへの転送の簡便さや、今後のMDの将来を考えると、今から買うならメモリーやHDDに記録する録音機をおすすめします。

ICレコーダー(*)など 


ICレコーダーというと会議用という印象ですが、近年リニアPCM録音が可能な機種が発売されています。
例えばSANYOのICR-PS380RMは内臓の4GBフラッシュメモリに16bit/44.1kHzのリニアPCM
録音が可能です。もちろん外部マイクやマニュアル録音、録音レベルメーター表示にも対応しています。ICレコーダーは基本的に単三電池一本で、長時間の録音が可能な点がメリットです。ICR-PS1000MはリニアPC録音で22時間もの連続録音が可能とのことです。また同様の機種にYAMAHAのPOCKETRAK CXがあります。サイズ(幅)が小さく、軽いのもメリットと言えます。

*上記のメモリー記録型レコーダーもすべてICレコーダーと分類されることもあります。つまりICレコーダーの中で音楽録音用と会議録音用で用途別に分かれているとも言えるかもしれません。またLS-10などは形からしても、ICレコーダーぽいです。


番外

iPod で野外録音 
 
iPodでフィールドレコーディングができたら良いのにと思ってましたが、今まで発売されてきたものはどれもボイスメモに使うような音質的にpoorなものしかありませんでした(それはそれで使い道がありますが)。そしてついに第五世代iPod video用に外部マイク(プラグインパワー)に対応16bit/44.1kHzのステレオで録音できるものが発売されました。Belkin TuneTalk StereoとXtremeMac MicroMemo の2機種です。どちらもマイクが内臓されているので、気軽に録音したい人にも向いています。しかし良い音質でとるならやはり上記の高音質な外部マイクを使うことが重要です。ただし iPod側で録音レベルメーターが表示されないのと、録音時のモニタリングは不可なのが残念です。

追記:FocalからiTalk proが出ているようです。これもTuneTalk Stereo、MicroMemoと同等のスペック(外部マイク対応、16bit/44.1kHzのステレオ録音)のようです。ポッドキャストが流行しつつあり、iPodを使って録音する人が増えているのかもしれません。

モニター

フィールドレコーディングにモニタリングは欠かせません。安いイヤフォンではモニターには力不足ですが、かといって大きなヘッドフォンを持ち歩くのも大変です。最近耳の奥深くに挿入するカナル型イヤフォンに音質的に使えるものが出てきました。価格は1万円位から5万円ぐらいするものまでさまざまですが、遮音性がとても高いため普段電車やバス、飛行機などの中で音楽を聴くことが多い人にもお勧めできます。

Shure E2C おすすめ

マイクロフォンで有名なshure社から演奏者のモニター用途として発売されているシリーズでE2C、E3C、E4C、E5C、E500など色々あります。E2Cはその中で一番廉価なモデルでサウンドハウスでは7500円で買えるようです。私もこのモデルを使っていますが、コストパフォーマンスは非常に良いと思います。装着感はまさに耳栓で耳栓から音が聴こえるといった感じです。フィールドレコーディングのモニターとしても十分な性能を持っていると思います。

ETYMOTIC RESEARCH ER-6i

補聴器メーカーらしく、非常に解像度の高いイヤフォンを出しています。上位機種にER-4S、ER-4Bなどがありますが3万円を超えるのでちょっと手が出ません。(現在サウンドハウスで25,800)そのなかでER-6iはipod用に作られたもので価格も1万5000円ぐらい?なので比較的買いやすい思います。ただしshureのEシリーズよりもさらに耳の奥に突っ込まなくてはならないため、合わない人もいそうです。当然遮音性はとても高いです。


風防(ウィンドシールド)、設置など

基本的に風防はおすすめしません。風防を使うと高域が明らかに落ちてしまうからです。
超小型マイクの場合、わざわざ市販のものを買わなくても、黒のストッキングなどで自作できるようです。
またマイクを服の中に入れたり、手で覆ったりすると多少緩和されます(いずれにしても音質は変化しますが)。

超小型マイク(dpa4060、wm-61a、mm-hlso-microなど)の場合マイクスタンドは特に必要なく、
テープ(セロテープでなくサージカルテープの方がはがし易い)でなるべく動かない固形物(柱、壁、岩、椅子、眼鏡、バッグなど)に貼っつけて終わりです。
またデジカメ用のミニ三脚を二台使うという手もあると思います。前述のバイノーラルマイクは耳に固定できるので問題ないでしょう。

無指向性といってもマイクの間隔、向き、高さ、などで音は大きく変化するので、モニタリングしながら最もよいと思える位置を探します。マイクと音源の間に障害物がない方がクリアな音で録れます。マイクのセッティング方法は
DPAのサイト(microphone university)が参考になります。小型無指向性の場合17cm〜20cm位離して平行にセッティングする(要は人間の耳の間隔)と自然なステレオイメージになるようです。とはいえセオリーどおりに録る必要は無く、色々試行錯誤してみるのが良いと思います。


オーディオインターフェース

パソコンに取り込んだ音を編集する際、パソコンのヘッドフォンアウトは音質が悪いことが多い(特にwindows系)
のでオーディオインターフェースが必要になるでしょう。有名なところでm-audio、motu、RMEなど色々な会社から出ています。
m-audio transit usbはACアダプター不要で小型・軽量なので旅先に持っていっても邪魔になりません。
一万円もしないような値段なので音はそれなりですが、少なくともlet's note付属のヘッドフォンアウトとは雲泥の差です。
ただpower bookなどmacのヘッドフォンアウトは結構良いので、このレベルのものでは効果はほとんど感じられないかもしれません。
また家で使うだけならもう少し上の機種をおすすめします。


最後に録音した音を編集するソフトウェア の紹介

SoundEngine Free (win用、フリーウェア)
レベルメーターがでかく見やすくて良い。

Audacity(win用、フリーウェア)
周波数のスペクトルが表示できる。

Sound Studio 3(mac用 シェアウェア)
以前は実質フリーウェアだったが、いつの間にか$79.95するシェアウェアになってしまったようです。
bias peak などの製品と比べ優れているかは不明。軽くて使いやすい。

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